2012/05/05

Endless Space

PCでゲームをする人間にとっては「悪魔の箱」であるスチムー。日々「なんか面白そうなゲーム出てないかなあ」とおすすめアイテムのところを眺めているのだが、そこで見つけたのがこれ。

Endless Space(スチムーへのリンク)

こちらは開発元のページ。フランスの会社らしい。

現在開発中で、今年夏のリリースが予定されているのだが、pre-purchaseすると現状のアルファ版および今後のテストバージョンをプレイすることができる、ということで気がついたらポチっていた。

で、これがどんなゲームかというと、いわゆる「4X」と言われるジャンルのゲームだ。ゲームの要素となっている「explore, expand, exploit, exterminate」の4つのXからそう呼ばれていて、探索(explore)して自国領域を拡大(expand)、それと並行して開発を進め(exploit)、敵対勢力を根絶やしにしちまう(exterminate)、そんなジャンルである。このジャンルの頂点に君臨するのは「Civilization」で、正直うだうだ説明するより「Civみたいなゲーム」って言うのが手っ取り早かったりする。

Endless Spaceはその中でも宇宙が舞台のSFモノである。「Sid Meier's Alpha Centauri」「Galactic Civilizations」「Master of Orion」「Sword of the Stars」など、割と名作が揃っていたりする。

で、そのアルファ版を実際にプレイしてみたところ、4Xの基本的な要素はちゃんと押さえられていた。開発元が明言している通りバランス調整やAIの挙動はまだまだって感じだが、普通に遊べる。戦闘があっさりし過ぎなのは人によっては大きな減点要素かもしれない。

ゲームマップはこんな感じ。銀河の形状や広さは変更可能。あと、銀河の「年齢」も設定できる。これは、生成される恒星の型に影響を与える。恒星の型が違えばそれが持つ惑星の型も変わってくる。

それぞれの恒星はこのように惑星系を持っている。このゲームでは、星系から産出される4種類の資源、Food(食糧)、Industry(工業)、Dust(このゲームにおける貨幣)、Science(科学)を用いて自国を発展させていく。この星系は比較的恵まれた星系で、各資源ともそれなりの産出量を示している。

これがテクノロジーツリー全景。上下左右4つの分野にわかれている。

一部を拡大するとこんな感じ。これは軍事分野のテクノロジーツリーだが、依存関係が比較的シンプルな反面、何を開発すれば何ができるようになるかいまいち掴みづらい。まあ、初見でそんなもんわかるかっつー話もある。

他勢力との関係図。交渉事もこの画面で行う。

戦闘画面はこんな感じ。戦闘は遠距離戦、中距離戦、近距離戦の3フェイズにわかれており、それぞれのフェイズごとにBattlecardと呼ばれるカードを選択する。

選択できるカードはテクノロジーの開発状況によって変わるが、たいていは「何かの確率を上げ別の何かの確率を下げる」という感じになっている。距離ごとに有効な武装が違う(遠距離はミサイル、中距離はレーザー、近距離は実弾系がそれぞれ有利)ので、積んでいる武装に合わせて有利な距離では攻撃的に、不利な距離では守備的に選択していくのがセオリーなのかな?

戦闘自体は「見てるだけ」。カメラ操作すらできないのは何とかしていただきたい。

こんな感じで進めていき、どこかの勢力が勝利条件を満たすと唐突に以下の画面に変わる。

残念ながら2位に終わってしまった図。「運があれば、お気に入りの従者という役割を見つけられるかもしれない」とか割と酷い扱いw。勝利条件は「領地拡大による勝利」「科学的勝利」「経済的勝利」「政治的勝利」「支配的勝利」「スコアによる勝利」がある。上図はAIが経済的勝利によって勝利した結果画面である。

こんな感じで、なかなかテンポもよく、たぶん値段分は遊べる感じになるんじゃないかなあ、と期待している。あ、あとこのゲーム、ちょっと面白い趣向があって、アルファ版プレイヤー(や公式フォーラム参加者)も開発に参加できる。といってもコア要素ではなく、船のデザインや勢力の紋章などをプレイヤーの投票で決める、といった程度である。正直、個人的にはさほど興味をひかれる話ではないが…

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