2010/01/24

Harpoon 3: Advanced Naval Warfare リプレイ(その1)



てことでリプレイである。とりあえず前記事で頭出ししたシナリオ「Fish Net」をプレイしてみた。あまりよく見ていなかったのだが、実際プレイするとトンデモ度が比較的高めだったwとりあえずゲーム内時間でプレイを追ってみることにする。


以下、画像はクリックすることでオリジナルサイズで見ることができる。


1999/03/29 20:00:03


ゲーム開始直後だ。まずは戦力を確認する。当該地域に展開中の艦は以下の通りだった。









グループ所属艦
TF04こんごう(こんごう型)、あやせ(ちくご型)
TF05しらね(しらね型)、ちくご(ちくご型)、あさぎり(あさぎり型)
TF06やまぎり(あさぎり型)、たちかぜ(たちかぜ型)、きりしま(こんごう型)

この他、潜水艦おきしお(ゆうしお型)も作戦行動中である。また、長崎にはE-3C、P-3CおよびF-15Jが展開しているため、場合によっては航空戦力の運用も可能である。


で、戦術マップは以下のようになっていた。


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さて、注目すべき点は以下の2点。




  • 漁船が丸裸。

  • おきしおのパッシブソナーがすでに潜水艦を探知している(!)


漁船の護衛が大きな目的であることを考えれば、まずは漁船の西側に展開して敵艦を迎え撃つポジションを取る必要がある。そこで、リファレンスポイントを配置して哨戒領域を3つに分け、それぞれについて対艦パトロールミッションを作成、グループに割り当てることにした。


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また、潜水艦コンタクトについてはまだ位置が未確定(黄色い線で囲まれた領域内が存在可能性のある領域である)であるため、ひとまずあきしおに索敵を続行させる。「Acoustic: Very Strong sub contact.」とのことなので、そう離れてはいないはずだ。


1999/03/29 21:00:00


状況は変わらず。各艦隊はそれぞれの哨戒海域へ向け巡航速度で航行中。


1999/03/29 21:22:00


あさぎりよりESMに反応あり。空中目標探知だ。しかし、すぐにロストした。放射源を確認する前にロストしてしまったので識別はできていない。


1999/03/29 21:52:43


最初に探知した水中目標の位置を特定した。あきしおの西北西20nmを進路160、速度15knotsで南下中と判明。だが、船種や国籍は未だ不明。この辺でそれなりの静粛性を備えた潜水艦を運用できるのは中国くらいしかないのだが…とりあえず、あきしおには当該目標の追尾にあたらせることとした。


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ちなみに左下のウィンドウは目標およびあきしお周辺のズームマップウィンドウである。H3:ANWではこのようなウィンドウを簡単に作成できる。ウィンドウモードを追跡モードにして最小化しておけば、必要なときに呼び出すことができて便利だ。


1999/03/29 22:15:00


あさぎりより、さきほど探知していた空中目標を再探知したとの報が。ESMによれば放射源はメインステイレーダーである。これは、中国の保有しているA-50早期警戒機に搭載されているレーダーだ。こんなものまで飛ばしているとは、向こうは完全に戦闘態勢である。


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「B434」が探知した目標である。ESMによる探知のため、位置情報はまったくアテにならない。まだ微弱な反応のため微妙ではあるが、TF05の位置は知られている可能性を考えなくてはならない。





てことで、今回はここまで。何という中途半端な、せめて敵艦と接触するくらいまでは…と自分でも思うがまぁそれはそれ。「海戦とは、長きにわたる退屈と一瞬の緊張」なのである。ちなみにこのリプレイ、最後までそれほど盛り上がらないので覚悟していただきたいorz





2010/01/11

Harpoon 3: Advanced Naval Warfare



その昔、PC-9801用にイマジニアから「ハープーン」というゲームが出ていたのを覚えている方はいるだろうか。現代の海戦をおそろしいほど精緻にシミュレーションしたゲームである。こんなマニアックなソフトが日本語化されていたのだからいい時代だった。


で、このHarpoon 3: Advanced Naval Warfare(以下H3:ANWとする)はその最新作である。といってもリリースされたのは3年以上も前だが。おれも正直存在自体忘れかけていたのだが、このゲームをダウンロード版で購入できるということを知って速攻購入した。入手先はMatrix Games - Harpoon 3 - Advanced Naval Warfareである。ここを見てもらえるとわかるが、はっきり言ってグラフィックは20年前の水準、というか殺風景もいいところである。が、プレイに慣れてくると実は相当に奥深い、すさまじいソフトであることがわかる。何せこれに多少手を加えたものが軍でも使われているのだ。教育用というより、どうやら本格的な軍用ツールでシミュレートする前にこれでとりあえずやってみる、という使い方をするようだ。本格的なツールは重く、色々なパターンを試してみるには時間がかかる、というのが理由らしい。ま、てな感じでぼちぼちプレイしているが、いやぁ、難しいねこれ。とりあえずチュートリアルを終えたが、正直何をどうするのがセオリーなのかもわからないのでキツい。参考にできる日本語リソースを探してみたが、以下のようなものが見つかった。探せばもっとある、かもしれない。


Harpoon3研究白書2006目次 | 真夜中のほうれん荘


【Harpoon CE】自衛隊で北朝鮮を空爆してみた その1【実況動画】 ‐ ニコニコ動画(原宿)


後者は貴重な実況動画だが、Harpoon3系列ではなくHarpoon Classic系列のため多少異なる。ま、雰囲気は似たようなものなので気にしない方向で。


で、自分もここでぼちぼちリプレイレポートを書いていけたらなぁ、と考えている。ネタは身近なものがいいとおもうので、デフォルトのデータセットに含まれる日本と中国の紛争シナリオ「Fish Net」を考えている。以下に概要を挙げておく。ほぼ直訳したので、日本側オーダーのMISSIONのあたりがかなり穏やかじゃないことになっているのは勘弁していただきたい。実はシナリオ内容も結構イッちゃってて自衛隊がE-3Cを保有していたりするので、逆に完全に架空のシナリオとして笑ってみてもらえるのではないか、とおもっていたりする。


Fish Net


中国vs日本


地域:黄海


日時:1999/03/29 20:00:00


東京‐北京間の緊張はここ数ヶ月で高まっていた。両国がその経済を広げるにつれ、希少資源の必要性は切実なものとなっていた。最近では、漁業権と関税問題がその緊張を臨界点まで押し上げていた。


北京では、大部分の保守派が力を失いつつあった。新しいレジームは、21世紀の超大国としての中国を確立するため、中国がその力を持っていることを世界に証明する準備ができていた。沿岸漁業を保護するという、理解されつつある必要性を維持するため、政府は250マイルの領海漁業水域を定めた。全ての商用漁船は許可を得なければ拿捕され、没収された。


東京もまた、自国の経済を動かす重要な資源への安全なアクセス方法を求めていた。首相は、日本の漁業船団は黄海での漁のために漁業権を購入するつもりはないこと、そして日本国籍船舶を制限しようとするいかなる活動も海賊活動とみなす、と公式に宣言した。


日本側オーダー

INTEL:


最近の中国海軍の活動は、彼らの主権を「侵害」しようとする日本の漁船を拿捕しようという試みを実行に移しつつあることを示している。


MISSION:


「大日本帝国」は再び日本海の覇権を握る。天皇によって数世紀にわたり保持されてきたリーダーシップのマントルを取り戻す時がきたのだ。中国は我が国の漁船を拿捕、優位性を得ようという、正当な理由のない行動の準備を続けている。いまこそ、北京の連中を勝ち目のない対決へ導く時だ。漁船を護り、脅威となる全ての中国ユニットと戦闘せよ。


EXECUTION:


漁船周囲のエリアをパトロールし、敵対する中国船に対するバッファとなれ。


COMMAND AND SIGNAL


旗艦:Shirane DD


推奨EMCON:B (Limited Emissions)





2010/01/05

Call of Duty:Modern Warfare 2



とりあえずD端子分配器を手に入れたのでプレイ動画を上げてみた。


【CoD:MW2】チキンが勇気出して走ってみたTDM【Xbox360】


ここんとこマップによってはひたすら走り回っている。何せ走り慣れていないので、地形に引っかかったり無様な殺され方したりといろいろアレなのだが、まぁそれはそれ。キル数を稼ぐだけならいわゆる「芋」よりはるかに簡単なのだけど、K/Dを高く維持しようとすると神経をつかう。この動画みたいなことやってると、相手に上手い人がいると惨殺されることになる。





2010/01/04

去年買ったゲームを振り返ってみる(その3)



その3。これでおしまい。


その他


Wii、DSからテキトーに。PSPゲーは正直あまり印象にのこっていない。





無限航路 (DS)

ひさびさに「JRPG面白いじゃん」という作品だった。思いきって高度に抽象化した戦闘(といってもわけがわからない、というほどではない。昔の「絢爛舞踏祭」あたりに比べりゃ具体的すぎるくらいだw)やパラメータなどがうまくハマっており、ハードの制約の中でよくここまでまっとうなスペオペを展開したなぁと感心する。これをプレイして「もうJRPGは携帯機でいいや」と感じたのは確か。





ラブプラス (DS)

いやぁ、これはすごかった。ギャルゲーはほとんど興味なかったのだが、まさに「やられた」のひとこと。これについては多くは語るまい。凛子は俺の嫁。まぁ、これもまた携帯機ならではといった作りなのだが、これについてはROM容量の限界を強く感じた。もっと喋りのバリエーションがほしい。なんせ凛子は俺の(ry





EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii (Wii)

WiiFitのパチモン、と思いきや、これがかなり本格的なフィットネスソフトだったりする。だいたい1日30分前後のトレーニングなのだが、提示されたメニューをこなすと本当に汗だくになる。おそらく、この手のソフトではもっとも効果が実感できるんじゃないだろうか。ただし、それは継続できれば、の話。なんせ本格的なので継続するにはそれなりに強い意志が必要だ…なんて書いてしまうとバレバレだとおもうが、おれは続けられなかった。


あと、このソフトはトレーニングに用いるゴムバンドが付属するのだが、これがいかにもチャチな作りで、見るからに耐久性のないシロモノ。まぁ、別にこれじゃなきゃできないわけじゃないので、市販のものに変えればいいのだが…





New スーパーマリオブラザーズ Wii (Wii)

花札屋恐るべし。何という完成度。今の基準だと難易度がやや高いかもしれないが、繰り返しプレイすることで上達を実感できるタイプのゲームなので問題はないだろう。多人数マルチプレイもおもしろい。おたがいのプレイが干渉しあって、正直全体的な難易度はソロプレイより上になる。が、上手く息を合わせることで簡単になる場面も多い。何より単純に盛り上がる。また、一人が死んだときの復帰システムなどもよく考えられている。個人的には、Wiiを持っている全てのひとにお勧めしたい。ホント、「任天堂ゲー専用機」としてのWiiは優秀だ。


ただ一点、Wiiコンの横持ちでしかプレイできない(いちおうヌンチャクも使えるが…)のは大きな欠点。とにかく持ちづらい。クラコンを使えるようにしなかったのはなぜだろう?振る操作なんてボタンで代用できるレベルでしかないのに…





去年買ったゲームを振り返ってみる(その2)



さてその2だ。PS3関連をつらつらと。


PS3


去年4月に購入してみたものの、ソフト購入本数はそれほどでもない。Xbox360持ちからすると色々と気になる点が多く、独占ソフトもあまり魅力的ではなかった。和ゲー好きなひとにとっても決して満足できる感じではないんじゃなかろうか、これ。てな感じで個人的にはがっかり感が相当強いが、ひとによってはまた違う感想を持っているのかもしれない。





龍が如く3

非常によくできた和ゲー。正直ヤクザゲーとしてはストーリーが破綻しているし、もうこの主人公がメインではネタ切れなのかなぁ、ともおもうが、ゲームとしてみればこれだけ盛り沢山の要素をうまいことまとめて仕上げてある、というのは単純にすごい。いい意味で予想通りの出来。どうでもいい話であるが、うちの嫁さんが去年一番ハマったのがこのゲーム。続編が3月に出るが、えらい楽しみにしている。





デモンズソウル

PS3というくくりを抜きにして、すばらしい、の一言。おれ的2009ベストゲー。フロムゲーによくある「徹底的な説明不足」がこのゲームに関してはプラスに働いていたように感じられた。薄っぺらいストーリーなどなくて、極端な話ひたすら死んで覚え、自分が上手くなるのを実感しながらレベルを上げていくだけ、といってもいいくらい。本当にすばらしい。個人的には、こういうとんがった和ゲーをPS3に期待している。海外での評価も高いようで、昨年度のBest role-playing gameを総ナメに近い状態となっていた。サイトによっては、Unchated 2を抑えBest PS3 gameに選出されるというありえないことに。こうなってくると今後の続編なども期待したいが…でもなぁ、SCEはこともあろうにこれのローカライズやらなかったんだよな。おかげで北米での発売はずいぶん遅れてアトラスから、という事態に。ファーストからのタイトルだったらもっと売れただろうし、もっと評判になっていただろうに、なぜだ…





塊魂TRIBUTE

うってかわってこちらはがっかり筆頭。Xbox360版を知る者にとっては、ステージやら何やらのバリエーションが増えただけの劣化版、としかおもえなかった。同時表示できるオブジェクト数の制約がキツかったのだろうと推察されるが、Xbox360版で感じられた「やたらめったらあるオブジェクトを豪快に巻き込む」楽しさは大幅にスポイルされてしまっていた。売上がよかったという話もあまり聞かないので、もしかすると続編はもうないのかもしれないが、もしあるのならそのあたりをぜひどうにかしていただきたい、とおもう。たぶん次もPS3でのリリースだろうから。





機動戦士ガンダム戦記

こちらもがっかりタイトル。いやね、ガンダムゲーに良ゲーなしなのはもうほぼ鉄板かなぁ、とおもうが、それにしてもふざけんな、と。叩かれるのを承知で言うが、すくなくともオンラインに関してはXbox360でリリースされたオペレーショントロイの方がよほど遊べたし「もうちょっとブラッシュアップしてくれたら良ゲーだったのに」という感覚を持てた。


未だに「ガンダムゲー」ってだけである程度の本数が計算できるのかもしれないが、こうやってブランドを磨り減らしていくのはもはやバンダイナムコのお家芸、という感じがする。そういう意味で、おれはもうこの会社には何も期待していない。80年代ナムコのあの感じだけ分離してくれねぇかなぁ。





Uncharted 2: Among Thieves

評判通りの出来で、クリアするまでずっといいテンションで楽しめた。やたらグラフィックの綺麗さばかりクローズアップされがちだが(これはいわゆるPS3 fanboyなひとたちに持ち上げられてしまったことが大きい。どのハードにもfanboyなひとはいるが、本当に邪魔くせぇ。ハードの存在価値なんて、どんなゲームがプレイできるかだろうに…)、インディジョーンズの後に乱発されたB級アクション映画のテイストを本当によく取り入れていた。日本語吹き替えもかなり高い水準で行われていて、この辺はさすがという感じ。ただ、結局のところただのTPSになってしまっていたのが残念。もうちょっと謎解き風味を想像していたのだが…そういう意味では、先に書いたB級アクション的テイストが合わないひとには凡ゲーかもしれない。





去年買ったゲームを振り返ってみる(その1)



年が明けた。今年もふざけたペースでテキトーなことを書きちらす予定である。いや、できれば更新頻度はもうちょっと上げたいなぁ、とはおもっている。ホントに。マジで。


とりあえず年明け一発目として、去年買ったゲームを振り返ってみたい。普通こういうのは年末にやるもんなんだけどな…以下、購入したものリスト…とおもったが、素直に羅列すると家庭内で(主に本数的な意味で)問題になりそうなので、印象に残ったものをピックアップしてみることにする。最初はXbox360から。


Xbox360


なんだかんだいって、購入本数はダントツ。PS3とのマルチなら基本的にはXbox360版一択だし、独占タイトルでも質の高いモノが揃っていた。もちろん和ゲーについては文句の一つや二つ言いたいところもあるが、そもそもXbox360に和ゲーを期待してたんか?と言われりゃしていないわけで…つかマイクロソフトはおそらくもう満足しちゃってるんだろうなぁ。ひとまず今世代はこんなもんでオッケー、てな感じで。確かに初代のころをおもえば隔世の感があるわけではあるが、まぁもうちょっと気合入れて金かけてくれよ、ともおもう。


しかし、ゲーマーにとっては今世代機ではもっとも素晴しい体験をさせてくれるハードであることは間違いなく、次世代機までの間もこれまで同様楽しませてくれることを期待したい。





スターオーシャン4

JRPGとしてはかなり快適な戦闘システムと、あまりに稚拙なストーリーの落差が残念だった。せめてメインプロットくらいはマトモなライターに発注してはどうか。さらに、ディスク入れ替えがやりこみ要素を台無しにしているのが致命的で、プレイアビリティという点で大きな問題を抱えてしまっていた。また、グラフィックもかなり人を選ぶ。ちなみにおれは「選ばれなかった」人間だ。





電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム

まず、このゲームがXBLAでリリースされるとはおもわなかっただけに驚きだった。もっと驚きだったのは、その「面白さ」が今でもまったく色褪せていなかったこと。改めてよくできたゲームだと再認識した。また、ネットワーク対戦の快適さもすばらしい。ドリキャスで初めてネットワーク対戦したときも感動したが、XBLA版では「ほぼノーラグ」のネットワーク対戦ができる。技術の進歩はこう活かすべき、というよい見本といえる。ツインスティック発売というのもよくよく考えたら通常ありえない話で、XBLAゲー一本のために専用デバイスリリースというのは後にも先にもこれだけなんじゃなかろうか。


ただし、今やもう完全に選ばれし者の戦いになっているので、おれの立ち入る余地は1mmたりとも残っていない。100戦して95敗する自信がある…





バイオニックコマンドー

ぶっちゃけ不遇のソフトだった。世間的には低評価の駄ゲーに落ち着いてしまうのかもしれないが、何気によくできた佳作だったようにおもう。ワイヤーアクションをうまいこと3Dに落とし込むことに成功していた。しかし、カプコンの目標販売本数があまりにも高すぎた。どう考えてもミリオンはないだろう。その辺の「ズレ」がこのソフトを必要以上に「かわいそうな感じ」にしてしまった。


もし安く手に入れられる機会があったら、ぜひ購入してみてほしい。





FIFA 10

EAはこのゲームで、日本以外におけるサカゲースタンダードの座を完全に確保した。相変わらずセンスのないメニュー構成、一貫性に欠けるUI、散見される細かなバグなど問題も少なからずあるのだが、ゲーム内容はさらに進化していた。日本代表、Jリーグともに収録されていないこともあり、日本国内でウイイレを上回ることは今後も絶望的だとはおもうが、逆に言えばそのあたりがクリアされ、EAが本気でプロモーションをしかけたらどうなるかわからないんじゃないだろうか。





BAYONETTA

いやぁ、これはすごかった。ストレスを感じさせない操作性、ポイントを押さえたバカスタイリッシュなグラフィック…正直年齢的にアクションゲーはキツくなりつつあるのだが、それでも回避と攻撃の妙を存分に楽しむことができた。ただしやり込み要素に手を出すと難易度が飛躍的に上昇するため、ちょっと放置気味になってしまっているのが残念。いつかまた再開してやるんだ、うん。





Forza Motorsport 3

ある意味別格なのでこうやって取り上げるのもアレだが、とりあえず。前作での長所はそのままに、短所の大部分を解消してきたのはさすが。これだけグラフィックの質を上げながら、60fps完全固定なのはすごいし、「よくわかっている」とおもう。また、個人的にもっとも感心している点だが、標準コントローラでの操作性は本当にいい感じに調整されている。今まで言ってきたことをほぼ全て実現してきているだけに、「2010年はForzaにとって大変忙しい1年になる」というTurn10スタッフの言葉も素直に期待できる。ただ、野良オンラインの仕様がまだ改善されていないのはいただけない。これについても「そのうち何とかする」と言っているので、とりあえずは待ちか。





Call of Duty:Modern Warfare 2

これももう別格かもしれない。現代戦FPSのベンチマーク、ともいうべきゲームになった感じ。といっても、キャンペーンはまだ未クリアだったりする。そのくらいオン対戦の中毒性が高い。前作に比べ、最大レベルが70まで上がったので、ややマゾ風味が過ぎるかもしれないが、まぁそれはそれ。また、これだけ質の高いグラフィックをほぼ60fpsでぶん回す技術力もすばらしい。フレームレートなど30fpsで十分みたいな論調が一部にあるが、おまえらはテクノフォビアかと。FPS/TPS、レースゲームのようなジャンルであれば、基本的にはフレームレートは60fpsが正義、といっていい。実際、これの後に30fpsのFPSをプレイするとかなり辛い。