2008/08/24

Galaga Legions



で、こちらもXbox LIVE! アーケードより。オッサンゲーマーなら知らぬ者はないギャラガのリメイク。といっても、中身は完全新作。

Geometry Warsとは違って、面クリタイプのシューティング。自機のショットは前方固定で、その他に「サテリテ」と呼ばれるオプション(というか固定砲台)を自機の上下左右に2つ設置することができる。サテリテは一度配置されると同じ方向へショットを撃ちつづける。ギャラガらしく、敵を味方にするフィーチャーも当然存在する。これらを利用して、わらわらと向かってくるギャラガの大群に立ち向かうことになる。

…が、これが難易度高いこと高いこと。まだ2面までしか行けてない。敵パターンにランダム要素はないので、完全な覚えゲーで、サテリテの配置がキーなのはわかる。わかるが、何せ一度に出現するギャラガの量が尋常ではない。覚えてりゃどーにかなる、という次元ではないのだ。出現直前にパターンがラインで表示されるので一瞬でもヌルゲーかと思ったおれが甘すぎた。とにかく、いいテンションが持続する感じで、なんかこうパックマンC.E.と似た匂いを感じると思ったら同じチームが開発したらしい。中のひとのコラムがこれ:

GALAGA LEGIONS -COLUMN-
なるほどね。この2作に共通するのは昔懐しいナムコテイスト。おれが愛してやまなかったころのあのナムコだ。いい具合にモダン風味な味付けもしてあって*1、個人的にはセンスの良さを感じる。次はリブルラブルをぜひ。コントローラ的にも向いてると思うぞ。あ、でもリブルラブルはリメイクよりオリジナルをプレイしたい気もするから、フォゾンがいいか。いやいやここはモトスだろう…と、オッサンの妄想は果てしなく…

しかし。

ここんとこのXBLAの豊作ぶりは怖い。ひとによっては本当にこれらの為にXbox360を購入しかねないくらいすごい。おれも「さて、Forza2でもやるか」とXbox360に火を入れて、気がつくとGeometry Warsをやっていることがほとんどだったりする。で、睡眠欲に支配されるギリギリのところで思い出したかのように週末のレースへ向けテストラン、3周くらいで居眠り運転、というパターンにorz



*1:ハードロックからミクスチャ系ヘヴィロックになった、と言ったらいいのか?つまり、肌に合わないひとも当然いると思う




Braid



ネット界隈で評判が著しく高いこのゲーム。たとえば、

Braid の純潔さ - My Life Between Xbox360 and Beer
こんな感じで絶賛するひともいるくらいだ…うん、えーと、それはごもっともだが、おれの考えは違った*1




おれにはパズル部分の難度が高すぎる




いやぁ、これおれ限定でかなり致命的じゃね?取り得るアクションの数からすれば、いずれ何とかなるはずなんだけど全然あかん。こりゃダメだ、って感じ。おれにゃ口半開きにしてGeometry Warsやってるのがお似合い、ってことかorz。でも、本当に隅々までよくできたゲームなので、こういうゲームをリリースするところはサポートしたいよなぁ。で、一番のサポートは銭を落とすことだ。てわけで、ぜひ体験版をプレイして、気にいったら購入してあげてほしい。



*1:サカヲタ限定註:本田圭のビッグマウスはいまに始まったことじゃないが、これはさすがにダメだろう…




2008/08/11

Geometry Wars: Retro Evolved 2



ほぼDeadline一択。600~700万点のあたりにある壁で停滞中。不注意からの死亡が多すぎる。才能がない、というのはこういうことを言うんじゃないだろうか…





零 ~月蝕の仮面~



言わずと知れた和ホラーゲーの最新作。おれは2作目の「紅い蝶」のみプレイ経験あり。かなり面白かったのだけど、これやたら怖いのよ。たぶんこの手のホラーゲーでは飛び抜けて怖い。なので、1、3作目は未着手。おれ怖いのホント苦手orz。が、うちの奥さんが怖いの大好き。最近一緒に遊べるゲームを買ってなかったので、思わず買ってしまった。あ、一緒に遊ぶ、っつっても「俺が操作、奥さん鑑賞」なんだけどな。で、数日プレイしてノーマルクリアしたのでちょっとレビューしてみる。クリア時間は12時間ほど。




  • グラフィック


    • 怖い。

    • 暗い。

    • 長く放置された洋館の雰囲気がよく表現されている、と思う。


      • 医療施設らしく手術室、霊安室などもあってこれがまた怖い。



    • ただちょっと粗い。PS2版、と言われても納得してしまう程度。この辺はXbox360に慣れてしまっている分割り引いて…

    • 登場する女子たちがことごとく可愛い。何気にこれ大事。でなけりゃこんな怖いゲームやってられんorz



  • サウンド


    • 怖い。

    • 5.1ch対応のはずだが、あまりの怖さにバーチャルサラウンドヘッドフォンではまだ未プレイ。たぶんショック死すると思う。

    • SEと音声のバランスがかなりSEよりになっているので、音量設定を間違うと音で失禁するハメになる。

    • 電話の声などがWiiコンのスピーカーから流れる、という小細工はいい感じ。ただこのスピーカー、質が悪いので音が割れる。



  • ストーリー


    • メインプロットは割と単純。

    • とはいえちょっとわからない部分もあるので2周目ちゃんとプレイしよう。

    • ノーマルエンドしか見ていないが、紅い蝶に比べれば後味は随分よい。つかこれに関しては紅い蝶がえげつなさ過ぎた。

    • 謎解き要素についてはちょっと簡単すぎる。はっきり言って子供だまし。正直ガッカリした。


      • せめて最初はもうちょっとぼかしたヒントを提示、それでプレイに詰まるようなら今回程度の「ほぼ答え」レベルのヒントを開放、という風にできないものか。



    • 細かく章がわけられており、操作対象の人物が変わる(4人)。それぞれの繋がりがやや弱い気もするが、これはこれでいいのかもしれん。



  • ゲームプレイ


    • システムとしてはシリーズでほぼ完成されているので安心感はある。

    • が、これまでのバイオハザード的視点からTPS視点に変更になっている。


      • より主観に近づいたことで、移動速度の遅さがより目立つ結果に。せっかちなひとはイライラするかも。

      • 反面、「怖さ」は増した。



    • 戦闘は紅い蝶より相当楽、な気がする。

    • しかも霊との戦闘などで得られるポイントをアイテム交換に利用できるので、体力回復アイテムの残量などほとんど気にせずいける。


      • 謎解きのふざけた簡単さも含め、Wiiというプラットホームに合わせたのかもしれない。

      • とはいえ、たぶんハード、ナイトメアモードで泣きが入るとは思う…



    • Wiiコンによるプレイは個人的にはあまり好きじゃない。


      • ポインティング(モーションセンスという噂もある)で視点上下、アナログスティックで左右、という操作系は実に微妙。慣れてからも違和感がある。

      • Wiiコンを振ることで回避、はいい感じ。



    • アイテムを取る際、位置判定が結構狭くて、どう見ても取れるだろう、って位置で取れないことが多い。


      • 地味にストレス大






てな感じで、不満なところがないわけじゃないものの、値段分のモトは1周クリアで十分に取れた、と思える良作。基本的に飽きっぽいおれが普通に2周目に入ってるくらいだから、この手のゲーム好きならWiiごと買ってもいいんじゃないだろうか。Wiiなら邪魔にならんし(笑)





思った通り言やぁいいのにね



「ニセ科学論議の違和感概要 」関連エントリ一覧 - PSJ渋谷研究所X(臨時避難所)


当初から追っていたが、真摯に対応された方々がバカを見る結果と相成った。おつかれさまでした。


ま、それはそれ。


おれがまだ高校生だったころ、オヤジが「理系は冷たい。夢がない」とことあるごとにほざいていたのを思い出した。当時はおれも今に比べればずいぶんピュアだったのでイチイチ反論していたが「ああ、このひとは自分が理解できないものだからこういう反応してるんだ」と気づいてからは全スルーするようになった。彼がそう思ってるだけなら無害だしね。それに、オヤジの望むレールに俺が全く乗ろうとしなかったから、余計に気に入らなかったというのもわかるので。


ま、それもそれ。


でも、科学者に対する批判、たとえばこちらのような福岡伸一批判記事に対しても、このような感想を持つひとがいる、というのは何というかこう…「デブにデブと言う」ことと「まともでない科学者にまともでないと言う」ことの区別すらできないのかこういうひとは…

こういうのを見ると、義務教育レベルで自然科学的な考え方をしっかりと教育する必要を感じる。「社会で役に立つか否か」で学ぶべきかどうかを判断したがるひとが割といる*1けど、そういう視点から見ても必要性は高いと思うよ。科学者たちに「徒労に終わるかもしれない、素人を相手にした説明」という余計なコストをかけさせる前にやるべきだ。




*1:おれはそういう判断基準はカスだと思うけどね。