2009/10/23

アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団



難易度中級でクリア。ちなみに前作は未プレイ。一周してみて、神ゲーってほどではないにしろ面白い。色々なゲームのよいとこを持ってきて上手くまとめた感じ。シューターとしても以前リリースされたKILLZONE 2より出来はいい。PS3で買ってよかったゲームという意味ではデモンズソウルに次ぐ出来なのだけど、ちょっと物足りなさもある、といったところ。


とりあえず、グラフィックには間違いなく一見の価値がある。ムービーゲーはFF13のような方向ではなくこういう方向を目指すべきだろう。いわゆるJRPGは前世代機や携帯機の機能で十分であり、そちらでリリースすべきとすら考える、というのは別の話。


てことで、何とか昨日までにクリアできた。よかった。なぜって、今日はForza Motorsport 3の発売日だから…


よいところ




  • グラフィックは噂通りきれい。これだけ彩度の高い絵柄でちゃちさを感じさせないのは相当スゴイ。


    • 彩度を落としてリアルっぽさを出すのはよく見られるのだが…

    • テクスチャにやたら気合が入っている。パッと見のきれいさは主にこの部分と上手いエフェクトに依っているようにおもう。被写体深度の変化とかうまく使っていていい感じ。

    • ところが、よく見るとどうでもいいところは本当にどうでもいい感じの作りになっていたりする。この辺の手の抜き方がすばらしい。こういう取捨選択を正しくやれているゲームには感心する。逆に、取捨選択を間違っていたり、そもそも「捨てる」判断のできていないゲームはクソになりさがりがち。

    • ゲーム開始時を除き、ロード時間がほとんどないのもすごい。PS3でこれを実現するのは大変だっただろう。裏で読み込んでいるのはわかるんだけど。

    • ムービーパートとプレイアブルパートもほぼシームレス。



  • ストーリーのB級っぽさ(誉め言葉)が最高にいい。


    • 深夜にTV放送されるような冒険映画が好きなひとには最高なんじゃなかろうか。ベタな演出がやまほどある。


      • あ、でも最近深夜に映画ってやってない気がする…



    • 展開が展開なので止め時がホントにない。かなり強い意志でもって「今宵はこれにて」としない限り止められなかった。翌日の辛いこと辛いこと。



  • 吹き替えがすばらしい。


    • ただしムービーパートに限る。プレイアブルなシーンではときおり不自然な音声があったりするがまぁ気にならない程度。




わるいところ




  • パッケージのジャケデザインが最低最悪。邦題もヒドい。


    • B級臭をアピールしようとしたのかもしれないが、よいB級ってのはこういうクソなアピールをしなくても滲み出てくるものであるべき。

    • そもそも、洋ゲーってだけで敬遠する層がこのデザイン見て買おうと思うか?これは開発元のNaughty Dogに謝罪するべき悪業。本当にセンスがない。



  • 見た目の演出に拘りすぎ、見辛い箇所がちらほら。


    • たとえば、何回かあった奥から手前に向かって進むシーンとかやめてほしい。覚えてないと無理だろ、ってとこもある。



  • 戦闘パートが雑。


    • すげぇ大雑把な言い方をすると「ノーマルな体型の人間同士によるGears of War」的な戦闘だった。で、なんだかんだ言ってこのゲームはただのTPSなんだろう、というくらい戦闘メインのゲームだったのだが、その部分があまり練り込まれていないように感じた。

    • ステルス要素のあるシーンがあるのだが、その判定がまるでわからん。「これ絶対無理だろ」ってところを余裕でいけたりする。ステルスゲー好きなひとは慎重になりすぎてどうしていいかわからなくなる、かもしれない。


      • threat indicatorみたいなのがヤボなのはわかるんだけど、プレイアビリティ考えたらもうちょっとどうにかしてほしかった。

      • しかもどの道最終的には派手にドンパチしなきゃ進めなかったりするのも残念。



    • HSの判定がよくわからん。ただ厳しいのとは違うような…


      • しかしその割に中盤以降の敵が無駄に硬かったりするのも気になる。



    • 敵AIも、AIと呼べるものではない。とはいえ、このゲームの場合敵との駆け引きを云々するゲームではなく、敵は正しく「雑魚」でありさえすればいい、という話も。

    • どうも前作はもうちょっと冒険要素の強いゲームだったらしい。そっちの方がよかったなぁ…



  • このゲーム、フリーローミング的な要素はなくて基本的に一本道ゲー。いや、別にそこに文句を言いたいわけではない。気になるのは行けるところ、行けないところがわかりづらい点。それも謎解き的な場面ではないところだったりするので軽くイラつくなどする。「なぜあのでっぱりにはぶらさがれるのにこの段差にゃ登れないのよ?」的ななにか。


    • 謎解きに関しては逆に謎ってほどのものはない。そのうえ、しばらくボーッとしていればヒントが出るので基本的にハマって進めなくなる、ってことはないのだろう。

    • つかこの辺はプレイヤーのセンスに拠る問題もかなりあるので…要はおれにそういうセンスがない、と…



  • キーコンフィグの自由度が低い。


    • 発砲をR2に割り当てることができない。これは慣れるまで辛い。


      • つかPS3のTPS/FPSってデフォルトR1がトリガなのかな?KILLZONE2もそうだったはず。なんで?

      • てかXbox360コントローラでプレイさせてほしい…






これプレイしていると本体のファンがえらい勢いで回り出す。相当CPUに負荷をかけているということだろう。PS3でこれだけのグラフィックを実現するには相当量の処理をCellに回さなければならないはずで、ロード時間にしてもそうだがNaughty Dogの技術力が窺い知れる。再現性のそこそこ高いフリーズバグがあるようで、そこはいただけないけれども。





2009/10/03

Halo 3: ODST



とりあえず難易度ノーマルでクリアしていたのを忘れていた。すげぇちんたらやって10時間弱、ってところか。FPSのボリュームとしてはこのくらいがちょうどいいな、おれは。




  • ストーリーはHalo。どこまでいってもHalo。ただしマスターチーフ抜き。


    • ちょっと終盤の盛り上がりにかけるかな、という気もしたが、難易度が低いせい、という気もする。

    • エピローグがいい味だしている。エンジニアかわいいよエンジニア。

    • しかし、ODST隊員はみんな強い。スパルタン計画っていらなかったんじゃね?



  • 前エントリで「マンネリ」と書いたわけだけど、さすがに前作そのまんま、ってわけではなくて、細かいところで変更がはいっている。


    • 体力システムが「アーマー値+体力」になっている、アーマー分はしばらくすれば自動回復するが、体力は回復アイテムを取らない限り回復しない。

    • マルチファンクションなバイザーが標準装備されており、暗視装置+IFF(敵味方識別装置)的な機能をもっている。


      • 機能面以上に、SFガジェットとしてカッコイイ。AR的な感じで。

      • 体力分がバッファのような感覚。難易度ノーマルじゃ減ったところでさほど影響はないのだが、妙な不安感に煽られるw



    • ストーリーは一本道だが、チェックポイント間のルートはある程度自由にとることができる。


      • これはちょっと大きい変更かな。ハンターあたりの敵を回避して進んだりできるところもある。逆に、ヘンなルートをとったり、落ちてる武器をテキトーに拾いながら進むと弾薬不足に悩むことにも。

      • しかし、フリーローミングっぽくしたにもかかわらず、フリーにロームする楽しさがほとんどない。基本的には崩壊ぎみの市街地しかないし…






とまぁ、欠点もありつつ、ゲームとしては安心して楽しめる出来であった。おそらくもうちょっと気合入れてくるであろうHalo: Reachも楽しみだ。さて、メンツ探してファイアファイトやらなきゃ。





2009/10/02

サマーウォーズ観てきた



てことで、いまごろになってサマーウォーズを観にいった。職場の姉ちゃんたち2人といっしょに。ま、姉ちゃんっつってもどちらもほぼ三十路なのだがw


キャラクターデザインが貞本氏、ということ以外知識なしの状態で観たが、大変面白かった。御都合主義の塊だろうと何だろうと、ちゃんと「終わる」ストーリーはいいね、と飼い馴らされたエヴァ厨ですら思うわけで。ナツキの中のひとが棒というか何というか違和感があったのがちょっと残念だったのだけど、中盤以降はあまり気にならなくなった。慣れってこわい。あ、あと、映画的には些細なことなんだが、FD(劇中特徴的に使われていた白いスポーツカー)の作画がめちゃくちゃだったwあれはヒドイw


観終わってからメシ食いにいったら、姉ちゃんたちが揃って「カズマかわいいよカズマ」。おばちゃんキモイよおばちゃんw。つか、終盤までカズマはずっと女の子だと思っとったよおれ。


てことで、やっぱり公開初日にいっとけばよかったなぁ。BD出たらとっとと買おう。