2008/11/25

ラストレムナント



例によって発売日に入手。ちょっとやってみた。


え~と、よくもわるくもJRPG。ちょっとストーリーよりに振ったロマサガだな。戦闘のバランスもかなり練られているっぽいし、目新しい要素も(あくまでJRPGの枠内、ではあるが)もりだくさん。JRPG好きにはいいんじゃなかろうか。これを期待していたひとを裏切るようなことはないはず。ただ、序盤ではまだ各キャラがあまり立っていない気はする。これは進めていくと変わるかもしれん。





しかし、ねぇ。





なんつーか、いちおうは国内大手の作品なのに、技術的にちょっと拙さすぎないかこれ?登場するキャラの動きはロボットか、ってくらいぎこちなく、台詞との同期も微妙。口元の同期なんて細かいレベルじゃなくて、なんつーかこう「スクリプトに書かれた動作をして一旦止まり、それからおもむろに台詞開始」って感じのやつ。てな感じで、ムービーシーン(いや、きっと本当にムービーならこんな問題は起きないんだが)中のテンポが壊滅的に悪い。演出によるものなのか、技術的にショボいからなのかわからん「間」が頻繁に入るのも酷い。フィールドでもぎこちなさは変わらず。移動速度がアナログスティックなのにもかかわらず2段階しかなく、それぞれの速度がうまいこと調整されていないのもストレス。この辺、UE3エンジンのせいにしているレビューがあったりするが、アホかと。この程度の話、エンジン以前の問題だ。もし仮にそうだったとしても(おれはそうじゃないと思っているが)、エンジン選択したのはてめぇらだろう、って話ですわ。そもそも、もし技術力の差を埋めるために汎用エンジン導入を考えたのならちゃんちゃらおかしい。実際には単にコスト面からのことだとは思うが…


とかいろいろ書いてて思ったが、結局「旧世代機でやっていたことをそのままに、グラフィックの見た目だけを今世代化しただけ」といえばたぶんそれが一番しっくりくる表現なのだろう。とはいえ、そのグラフィックだってクオリティがそう高い、とは言えない。リアルタイム性の遥かに高い洋ゲーの方がよほどハイクオリティなグラフィックだったりするぞ。でも、巷の評判では「きれい」ってのが多いんだよな。なんかおれの感覚がおかしいのかもしれんorz





こんな感じで、おれ的な感想としてはかなりガッカリ感が強い。この後にFable2とかFallout3とかやったらその「差」に愕然としかねない、と思う。はっきり言って、方向性やら趣向の違い、なんて生易しいレベルの話じゃないよ。





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