2013/01/28

Diablo プレイヤーのための Path of Exile ガイド(雑訳文)

つい最近オープンベータが開始されたゲームで、Path of Exileというゲームがある。これはいわゆるDiablo系のゲームなのだがかなりよくできているゲームで、Diablo2のようなビルド重視のシステムになっている。そのため、Diablo3で「ぼくのもとめていたぞくへんはこうじゃないんだ…」と感じた人がわらわらと集まってきていたりする。

しかし、当然ながら似ているとは言え別のゲームであり、またシステム的にも似ている部分とまるで違う部分が存在するため、人によってはかなり混乱するかもしれない。

そのような人は一定数いるようで、英語wikiに「Diablo Players Guide to Path of Exile」という身も蓋もないタイトルのページが存在していた(笑)。ところがこれ、読んでみると本ゲームの概略を簡潔に伝える内容になっていたので、テキトーに日本語化してみた。Diablo経験者でなくても、このゲームを始めようという人には参考になる、かもしれない。

お約束:例によって無許可海賊版のため、以下の記述は前触れなしに削除される可能性があります。また、文中に誤りや矛盾があった場合は十中八九訳者の責によるものと思われます。正しい文章は原文を参照してください。

原文はこちら:Diablo Players Guide to Path of Exile


Diablo Players Guide to Path of Exile

Diablo to PoE

このガイドは Phlexonanceによってまとめられたものです。

もしあなたがDiablo3やDiablo2(や、その他アクションRPG)を長くプレイしているのなら、この間に合わせのガイドでもすぐにプレイできるようになることでしょう。

Paymodel

Path of Exileは現在オープンベータで、プレイ無料、マイクロトランザクションによって維持されます。オープンベータのキャラクターとアイテムはリリース後も保持されます。

このゲームは「Free to Play」ゲームです(言い換えると、少額でやりとりするストアは存在しています)。しかし、「Pay2Win」(勝つためには何か買うことが必須のゲームに対する呼称(蔑称))というのは誤解なので心配する必要はありません。開発者によればストアで販売するアイテムは表面的なものにすぎず、「無料のままで完全で充実したゲーム体験ができる」とのことです。開発のGrinding Gearは繰り返しPay2Winには反対だと述べています。

Active Skills

PoEにおけるスキルは固定されたものではありません。クラスに関係なく使うことができます。スキルはアイテムのソケットにはめるジェムという形式になっています。序盤では、ジェムは主にクエスト報酬として得られますが、モンスターやチェストその他破壊可能オブジェクトからのドロップもあります。ジェムにはRed(Str)、Green(Dex)、Blue(Int)の3種類があります。

アタックスキルは武器ダメージに関係します。スペルスキルはそうではありません(Diablo2と同様)。

ジェムをソケットにはめていると、ジェムは戦闘毎に戦闘XPの10%を得て(たとえモンスターとのレベル差が高すぎ/低すぎでキャラクターがXPを得られない場合であっても)、レベルが上がります。ジェムレベルアップにはレベル/特性値制限が存在します。

ジェムのレベル上げは、以下の3つの理由により任意で行うものとなります。

  • 新レベルでのマナコストやマナ予約量を支えきれない場合。
  • より低レベルの別キャラにそのジェムを渡したい場合。
  • スキルジェムを使うのに必要な特性値を装備に頼っており、レベルアップに応じた必要特性値に合わせることができない場合。

あなたは、「どの」クラスであっても(必要レベル、特性値を満たす限りにおいて)「どの」ジェムも利用できます。

現状で80種類を超えるスキルジェムが存在します。またサポートジェム(~50種ほど)というものもあり、リンクしたソケットにはめることでスキルの振る舞いを変えることができます。

例:
  • Cleave(剣または斧で前方180度内の敵に近接範囲攻撃)スキルジェムにLife Gain on Hit(命中時Life回復)サポートジェムをリンクさせると、Cleaveスキルによる攻撃が命中するとLifeを回復できるようになります。
  • Detonate Dead(死体を爆発させて範囲ダメージ)にSpell Totem(スペルを詠唱するトーテムを召喚)サポートジェムをリンクさせると、Detonate Deadを詠唱するトーテムを召喚するので、プレイヤーは他のことに集中することができます。
  • Ice Spear(貫通する氷の槍を投射)にGreater Multiple Projectiles(投射体を4つ追加)とElemental Proliferation(属性による効果を近くの敵にも適用)をリンクさせると、相手を凍らせる複数の氷の槍が発射され、この効果は命中していない近くの敵にも与えられます。

リンクしたソケットの最大数は6ですが、このようなアイテムを見つけるのは困難です。また、大部分のサポートジェムは消費マナを増大させます。

後学のために: パッシブスキルの中には、たとえばBlood Magic(マナの代わりにライフ消費でスキル発動)のように、サポートジェムとしても存在するものがあります。その効果を特定スキルに対してのみ欲しい場合に有効です。

Classes

PoEにおけるクラスはとても流動的です。

クラスによる違いは、その外見、開始時の特性値、パッシブツリーの開始位置(これについては後述します)のみです。

現時点では、

TypeクラスSTRDEXINT
INTWitch141430
STRMarauder301414
DEXRanger143014
STR/INTTemplar221422
DEX/INTShadow142222
STR/DEXDuelist222214

となっています。

とはいえ、最初はどれかに特化したピュアクラスでプレイし、ハイブリッドクラスに手を出すのはいくらか経験を積んでからにすることをお勧めします。新規プレイヤーにとって、ハイブリッドクラスで始めるのはやや手ごわいでしょう。

開始時の(HP、Mana、Evasion Rating)はどのクラスでも(50, 40, 50)です。

Passive Skills

まずこれを見てください: 公式サイトのパッシブスキルツリーページ。

ああ、はいはいわかってます。初めてこれを見るととてつもなく巨大に見えるでしょう。ですが、すぐに慣れます。

Witchクラスの開始位置は北の方、Marauderクラスは南西、Templarはあなたの御想像通りその間です。

論より証拠、この先に読み進める前にMarauderのスキルをこのツリー上で実際に割り振ってみてください。60ポイントでビルドを作ってみましょう。これは現実的な到達点です(111ポイントはそうではありません)。

あなたは、このツリーが似たような効果のパッシブスキルのグループ間を純粋な特性値アップのスキルが繋ぐ、という構成になっていることに気付いたことでしょう。より明確なブーストは大きな円になっており、これはNotable Passivesと呼ばれます。また、スキルツリーの端にはより大きなスキルアイコンがあります。たとえば、Marauderクラスの開始位置から左に進むとResolute Techniqueスキル(全ての物理攻撃が回避不能攻撃になる。通常はDiablo2のように命中率が存在)があります。これはキーストーンで、そのキャラクターのプレイ方法を大きく変えるようデザインされています。

クエストをこなしていくうちに、respecポイントを数ポイント得ることができます。このポイント分、スキルポイントを振り直すことができます。これにより、大きなノードを試してみて、多少のミスを犯すことができます。しかし、スキルポイントの配分は計画的に注意深く行う必要があります。また、Orbs of RegretというアイテムでもRespecポイントを得ることができますが、キャラクターレベルが20より上なら新規キャラを作り直した方が簡単でしょう。完全にポイントを振り直す方法はありません。

ここにMarauder buildの一例を挙げておきます(訳注:古いスキルツリーのものらしく現在閲覧不可能)。

また、以下は実にクールで極端なビルドの例です(訳注:以下、どちらも動画だがかなり古い。buildに関しては公式フォーラムにいろいろ転がっています):

Resource management

PoEには、ポーションで満たすことができ、空になるまでに何度か飲むことのできるFlask(フラスコ)という概念があります。ゲームに登場する全ての薬には対応するフラスコがあり、サイズもいろいろで、フラスコ固有の「添加物」もあります(例: 効果時間中防御力2倍)。フラスコは敵を倒すと徐々に満たされていきます。

(訳注:つまり、ポーションは使い捨てではありません。フラスコを(5個まで)装備して敵を倒すとポーションが貯まっていきます。何度か飲むと空になりますが、敵を倒せば回復していく、というシステムです。がぶ飲みによるごり押しをある程度防ぐよいシステムだと思います。最初これに気付かずに「ポーションがえらく貴重だなこれ…」と思ってました)

また、ライフ/マナ自動再生、命中時ライフ/マナ回復、キル時ライフ/マナ回復、ライフ吸収、マナ吸収といったものも存在します。

ゲーム開始時は少量のマナ自動再生、ライフ自動再生なしです。また、Life leechには上限があります。つまり吸収量が多すぎる場合、HoT(Heal on Time、瞬時ではなく時間経過につれて回復する)のように適用されるのです(これは、フラスコによる回復と基本的には同様です)。

Currency Items

PoEにはゴールドの概念がありません。NPCからアイテムを買うにはいわゆる通貨アイテムと交換します。

白アイテム(ノーマルアイテム)を売ると、スクロールの切れ端をいくつか手に入れることができます(5個でスクロール1本になる)。未鑑定の青アイテム(マジックアイテム)で、Orbs of Transmutation(20個でorb1個。ノーマルアイテムをマジックアイテムに変えることができる)の欠片をいくつか入手できます。鑑定済みマジックアイテムで、Orb of Alteration(マジックアイテムの特性をランダムに変更する)の欠片を得ることができます。

全ての通貨アイテムはドロップから入手できます。

通貨アイテムには、他に以下のものがあります: Orb of Augmentation(接頭辞/接尾辞を1つのみ持つマジックアイテムにもう一つの特性を追加)、Orb of Chance(ノーマルアイテムをランダムでマジック、レア、ユニークに変更)、Chromatic Orb(ソケットの色変更)、Jeweler's Orb(ソケットの個数変更)。もっと多くの通貨アイテムがあり、アイテムのほぼどんなものでもリロールすることができます。

最高の武器はオーブを利用することで生成されることがあります。例: 高品質な白武器を、Blacksmith's Whetstoneを利用してqualityを+20%まで上げ、それからOrb of Alchemyでレア武器にします。ほら!高いDPS武器のできあがりです。

Orb of Alchemyはレアで、Blacksmith's Whestoneも同様です。しかしこれは可能で、Diablo3ほどRNG(Random Number Generator)頼りではありません(訳注: Diablo3を1周半で投げた自分にはこの辺よくわからんです。おそらく程度問題を言っているのだろうけど…)。

Stuns

スタンは他のアクションRPGとは違った扱われ方をします。それは被ダメ側の総ライフ値と与えたダメージ量の比に依存します。

このゲームをプレイすると、あなたの攻撃が敵によって邪魔されることに気付くでしょう。これがスタンの効果になります。デフォルトのスタン持続時間は350msec.です。

詳細はStun(英wiki)を参照してください。

Attributes and Stats

特性値は、パッシブスキルもしくは装備によってしか上昇させられません。レベルアップで上昇することはありません。

特性値10ptごとに:

10 STR = +5 HP、+2% 近接攻撃による物理ダメージ(Iron Gripパッシブスキル所持時は遠隔物理攻撃にも適用)
10 INT = +5 Mana、+2% Energy Shield
10 DEX = +20 Accuracy、+2% Evasion

ディフェンシヴな能力値には以下のものがあります: Armourは物理ダメージを軽減します(Diablo3に似ていますが、物理ダメージのみです)。Evasionは回避に関係します(Diablo2のArmourと似た振る舞いをします)。Elemental Resistanceは上限75%(アイテム+パッシブスキル+クエスト報酬で達成できる最大値)です。

AccuracyはDiablo2同様に、敵のEvasion値と合わせて攻撃の命中率が算出されます。命中率は5%を下回ることはなく、また95%を上回ることもありません(特定パッシブスキルを除く)。

胸部防具と盾には移動ペナルティを持つものがあります(よくあるのは重い防具です)。

二刀流は、攻撃速度+10%、ブロック率15%となります。

ブロックに成功するとダメージは0となります。ブロックダメージ量は存在しません。最大ブロック率は75%です。

スタンさせられると、ブロッキングアニメーションが表示され、そうでなければブロックは「フリー」です(訳注:意味わからんです…)。

スペルはブロックしたり回避することができません。武器からのダメージを受けないスキルはスペルを考慮されます。

多くのアイテムタイプはそれ固有のボーナスを持っています。たとえば、Swordはより高いAccuracyを持ち、Hammerはスタンさせやすい、といったものです。

Instances

Path of Exileの全てのエリアはインスタンス化されています。あるエリアに入ると、新しいインスタンスが生成されます。そのエリアを離れても、しばらくはそのインスタンスが保持されます(メインエリアで15分)。もし15分間そのエリアに入ったプレイヤーがいない場合、インスタンスは閉じられます。その後で同じエリアに入ると、また新しいインスタンスが生成されます。サイドエリアが接続されていないエリア(出口が2つ以下のエリア)はより短いタイマで、8分しか保持されません。

生成されたインスタンスはプライベートなものであり、あなたのパーティにジョインしたプレイヤーしか入ることはできません。しかし、いったんプレイヤーがそのインスタンスに入ると、そのプレイヤーがパーティを離れたとしても当該インスタンスとの関係は維持されます。つまり、ある条件下では非パーティメンバとインスタンスを共有することが可能です。これらの例外は町で、ここは常にパブリックです。また、cut-throat leagueでは全てのインスタンスがパブリックとなります。いつでもどのプレイヤーでもあなたのインスタンスに入ることができる、ということです。

この15分/8分タイマは技術的な要請からの制限です。この時間は通常よりプレイヤー数の多くなる週末などにはさらに短くなることがあります。

エリアに入る際に、Ctrlキーを押しながらクリックすることで強制的にインスタンスを再生成することができます。これは最終的には無効にされるでしょうが、現状はテスト目的で有効になっています。

Game modes and endgame content

現状のオープンベータではでは3章構成で、難易度も3タイプ存在しています。

新規キャラクターを生成すると、どのリーグに参加するかを決定します。これが事実上のゲームタイプとなります。現状は2つのリーグ、defaultとhardcoreのみ存在します。キャラクターは特定イベントの発生時にリーグ間を移動(通常はdefaultリーグへの移動)されることがあります。通常、ラダーレースの終わりやリセット時、キャラクターはdefaultリーグへ移動され、その後もプレイを続けることができます。イベントには賞品があり、普通はゲーム内通貨です。プレイヤーによるリーグもあり得るでしょう。

また、マップアイテムも存在し、高レベルマップにはレアなモンスターが湧きます。PoEでのその他アイテムのようにマップアイテムをカスタマイズすることもでき、より困難でよい報酬が得られるようにすることが可能です。マップアイテムはドロップ品として入手できます。

Hotkeys and GUI tips

Ctrl+クリックでアイテムを売却ウィンドウやstashへ移動
Alt+クリックでアイテムをチャットに表示(リンクされたアイテムにマウスオーバーするため、enterを押してオープンチャットウィンドウを開く)
optionメニューからミニマップ表示を設定できる(透過度も設定可能)
Shift+Enterもしくは行頭「#」でグローバルチャット
Ctrl+Enterでwhisper replay
行頭「%」でパーティチャット
「@」にキャラクター名を続けるとwhisper
チャットウィンドウ左上のチェックボックスでグローバルチャットの表示を隠すことができる
マウスカーソルにアイテムを持った状態で、チャットに/itemlevelと入力するとアイテムレベルを表示する
チャットで/onlineと入力すると、全体で何人がオンラインか表示される。
Ctrlを押しながらエリアを選択すると当該エリアをリセットする。これはサーバ負荷を上げるため控え目に使うこと
Shiftを押しながらクリックすると移動せずに攻撃できる
xキーで武器セットを切り替えることができる

Further Reading

All game mechanics, values and formulae (公式フォーラム内スレッド。さまざまなゲーム内メカニクスや計算式が書かれている)

Vendor Recipes (英語wiki内。NPCに何を売ると何が得られるのか書かれている)

2012/12/20

FTL: Faster Than Light

先日スチムーでセールだったので購入した。これが予想外に当たりで、定価の$10でもよかった、というレベル。いやあ、存在は以前から知ってはいたのだが、RTSだとばかり思っていたので手を出していなかったのね。個人的にRTSは無理レベルで苦手なので…

公式サイトはこちら。購入するなら公式経由をお勧めする。

で、じゃあどんなゲームかというと、一言で説明するのは難しい。開発元は「FTL is a spaceship simulation roguelike-like.」と言っていて、確かにローグライクな薫りはほのかに漂っている。ローグライク、といっても*bandではなくnethackな感じ。一応、「反乱軍に押されている戦況のなか、趨勢を逆転させる重要な情報を入手した艦を、追手にやられないように自陣営まで帰還させる」的なストーリーは存在してはいるがまあフレーバーテキストの域を出ない。

ゲーム自体はいたってシンプル、

  1. 現在の星系に隣接する星系にジャンプする
  2. ジャンプ先でさまざまなイベントが発生する。敵艦がいれば戦闘だし、ショップがあれば収集したスクラップと引き換えに各種装備の売買や補給、修理、クルーの雇用などができる。
  3. 現セクターの出口となる星系まで辿りつけば、次のセクターへジャンプできる。
  4. これを繰り返して自陣営に戻り、反乱軍の旗艦を迎え撃ち破壊すればよい。

これだけである。

画面にはつねに自艦の平面図が表示されていて、兵装、エンジンといった各種システムが配置されている。レイアウトは選択した艦種ごとに違っている(同型艦でも2パターンあり、アンロック後選択できるようになる)。また、乗員の位置も表示されている。

宇宙モノといえば、コックピット視点のシミュレーターのようなものを連想しがちだが、このゲームは自艦を自分で動かして戦闘する類のものではない。戦闘でプレイヤーが行う操作は、概ね兵装の選択と発射タイミングだけである。自艦や敵艦内での白兵戦や、故障箇所の修理、火災への対応についてはRTS的な要素がないわけではないが、このゲーム、いつでもポーズできるためプレイヤーの操作テクニックが要求される場面はない、といっていい。むしろボードゲーム的な雰囲気が色濃いゲームといえる。

これだけシンプルだと飽きも早そうだが、これが意外と長く(すくなくとも定価の$10分は十分に)遊べるゲームになっている。それに貢献しているのが、開発者も言っている「roguelike-like」なところだ。

このゲーム、難易度がかなり高い。一応easyとnormalがあるのだが、プレイに慣れないうちはeasyですら最初のセクターで死ぬことが珍しくない。また、ラスボスがこれまた強く、それなりにプレイに慣れたプレイヤーにとっても高い壁となる。おれもまだこれ倒せてないんだようん…しかし、1回のプレイ時間が比較的短い(ラスボスまでいっても~2時間程度)ので、何度もプレイを繰り返しながらプレイヤー自身の経験値を上げていくという楽しみ方ができる。最初は各種装備の使い方や特性すらわからずに途方に暮れるのだが、そのうち「ああ、こう使うのか」と理解していく感覚。このあたり、spoilerなしでプレイするnethackに近いといえば近い。

また、ランダム性が強いのも基本的にはポジティブに働いている。このゲームには色々な兵装や装備が存在し、それぞれ特色がある。つまり、何を装備しているかで戦闘方針がまるで変わってくるのだが、どの装備を入手できるかは運に左右される。店売りのものであればある程度選択肢があるが「3種類から好きなものを選ぶ」というものであり、プレイのたびに同じ装備を揃え同じ戦術を取る、というわけにはいかない。よって、入手できた装備に合わせた戦い方をすることが要求されるし、場合によってはろくに装備を揃えられずキツい状況に陥ることもある。早い段階でteleporter(敵艦に乗員を送り込める)を手に入れたはいいが、肝心の乗り込み要員が一向に集まらないだとか、beam兵器(複数区画を横断してダメージを与えられるがシールドには基本無力)はあるのにシールドを破る手段が貧弱で使えないとか…

そんなわけで、とっとと買っておけばよかったと後悔しつつ楽しんでいるところである。こんなテキストじゃ面白さはおろか、どんなゲームかも伝えられないのが残念だが、ニコ動やYouTubeにプレイ動画があるので興味があればそちらを参考に。もし、これからプレイしようという方がいたら、まずwiki(英語のは存在するようだ)や2ちゃんねるの当該スレッドは見ずに遊ぶことをお勧めしたい。この手のゲームは、手探りで色々理解していく過程が何より楽しいので。

2012/05/26

DayZ : 日本語wikiができてた

http://www32.atwiki.jp/arma2dayz/

てことで、ここに書こうと思っていたネタはwikiの方に書いていくことにする。というか書いている

2012/05/23

DayZ : 善行と悪行

DayZは基本的に自由である。何をしてもいい。ゾンビの群れが徘徊する土地で生き延びること(だけ)が目的となっているが、実際のところこれだってあってないようなものである。

たとえば、市街地でゾンビに見つからないように物品を漁っているプレイヤーのそばを、ゾンビの群れを引き連れて駆け抜けたって構わない。もちろんそのプレイヤーもゾンビに見つかってしまうだろうがそんなことは知っちゃこっちゃない。自由なのだから。もっとも、自分も死んでしまう可能性が極めて高いが、それだってこっちの自由だ。

そんな自殺行為でなくてももっと直接的に、出会ったプレイヤーを片っ端から銃殺してやることもできる。

さて…

このように自由なDayZであるが、このままでは破綻するかもしれない。善行に対するインセンティブがほぼ皆無、かつ悪行へのペナルティがほぼ皆無だからである。ただでさえアポカプリティックな世界観で絶望的な状況、仮にこれがゲームではなく現実であったとしても人は簡単に「転んで」しまうシチュエーションだろう。ましてや社会的な制約もなく、心理的な障壁も低いゲーム内ではなおさらだ。

「いやいやいや、そもそもDayZはそういう世界観だからそれでいい」という意見はあるだろう。ただ、徒党を組んだ悪党がサーバを牛耳ってしまう、という状況に陥りうる作りなのは確かで、最終的には「わかってる連中(≒ちゃんとロールプレイ的に行動する人間)だけでプレイすれば楽しいが野良では遊べたものじゃない」ゲームになってしまう可能性もある。最初から全てのプレイヤーが信用できないという前提で行動するしかないのなら、このゲームは「フィールドがバカみたいに広くて食事だの何だの面倒付きのfree for all(bot入り)」に成り下がりかねない。

もちろん、このゲームはまだアルファ版という位置付けだ。開発元はこんな浅慮などとっくに検討済みで、違う未来が描けているのかもしれない。まだゲームとしてのバランスなんか後回しで、サンドボックスとしての完成度を上げたいというのが実際のところ、という気もする。そもそも、アルファ版にも関わらず昨今の「クローズドベータ」「オープンベータ」実施ゲームと比較してもかなり遊べるものになっていることで、プレイする側がちょっと高望みをしているのかもしれない。今は、その世界観に浸りながら色々変更、改善されていく様子を楽しむ、くらいのスタンスでいるべきなのだろう。

2012/05/21

DayZ : Day Z サバイバーガイドなるものがあった(その1)

Diablo3とマイクラだけでも大変なのに、DayZなんてものを見つけてしまったせいでおれのゲームライフは完全に破綻寸前なのだが、DayZについて言うとプレイ時に参考になる日本語情報が少ない。もちろん、せっかくのオープンワールドマルチプレイゾンビモノ、好きなようにプレイするのが一番なのかもしれないが、おれのようにマニュアルがないと手が震えるタイプの人間にとっては大変こころもとないのである。

そこで公式フォーラムを見てみたら[GUIDE] Newbie Survivorなるスレッドが立っていた。初心者ならとりあえず読んどけってことらしいので、自分のために日本語にしてみようと思う。日本語wikiが充実するまでの繋ぎにでもなれば幸いである。ただし、けっこうな分量があるので何度かに分けて投稿する。今回は頭出し、ということで序文、目次、および「Quick Start」まで。

以下お約束:テキストは無許諾で垂れ流すものであり、突然何の告知もなく削除される可能性がある。また、内容の妥当性その他に関し一切保証しない。怪しい記述などがあった場合、各自原文に当たっていただきたい。




Day Z Survivor Guide

  • もしあなたが初心者なら、この終末後の世界でよいスタートを切るための助けとなるこのガイドをチェックすることを強くお勧めします。
  • このガイド内容は様々なフィーチャーにわたっています。サーバ側が毎週のようにアップデートしているため、このガイドがそれに合わせて更新されていなくても我慢してください。
  • このガイドは「作成中」であり、週二回ペースで更新できるよう全力を尽くします。
  • 助けが必要ですか?あなた自身の戦術やtipsで対応してください!
  • 動画ガイドも近々完成予定です!

    目次

  1. Quick Start
  2. Community Tips on DayZ
  3. Oktyabr's 11 Zombie Survival Tips
  4. BlackAlpha's Survivor Code of Conduct
  5. Thatguy's guide for PvP
  6. Video Tutorials (for visual Learners)
  7. Disclaimer

1. Quick Start

新しくゲームを始めると、もっとも近い「略奪場所」(市街地や建造物)に辿りつくのに十分な量のアイテムを持った状態でスタートします。

もしサーバが夜だったら、「F」キーを押して装備をサイクリックに変更し、フレアを選択します(フレアをバックパックにしまっていないことを確認してください)。この状態で左クリックすると、フレアを投げて周囲を明るく照らします。落ちているフレアを視界中央に捉え、マウスホイールを使うことにより拾ったり消したりすることもできます。cem lightも利用できますが、夜間は(特に遠距離からでも)、他の人間やゾンビからもフレアを視認することができることに注意してください!

あなたのスポーンポイントはマップ南部もしくは北部の海岸です。ここがあなたのリファレンスポイントとなるでしょう。北へ向かうには海が右手方向に見えるように、南へ向かうには海が左手方向に見えるように立ち、街や村に辿りつくまで走りつづけてください。

到着したら、侵入できる建物を探してそのエリアを歩きまわり、アイテムを漁ります。見つけられるアイテムの多くは屋内にあります。地面に落ちているアイテムもあるので見逃さないようにしてください。

自分がいる街の名前は、町外れにある道路標識や駅の看板などを見れば簡単にわかります。(curiosity of "nuttex")

深夜にコンパスがなくて方角を見失ったら、以下の方法で北を知ることができます。

Arma 2 - Northern Star (訳注:日本国内からは視聴不可。たぶん内容は「北斗七星(またはカシオペア座)を見つけて北極星をさがそう」だと思う…)

自分の環境では北斗七星を見られるようにするためには、設定でガンマ値を落とす必要がありました。いったん見つけてしまえば、北極星が海岸(夜間でも周囲が見やすい)へ戻る助けになることは明白でした。(curiosity of "Mr.Nicklebe")

Section Last updated 5/2/2012 1019est

2012/05/18

DayZ (ArmA II MOD)

本当は、Diablo 3かマインクラフトのことを書くつもりだった。しかし、こんなMODの話を聞いてしまったので書く。

ArmA IIというゲームがある。これはFPSなのだが、流行りのタイプとは違い「リアル」を売りにしている。そのゲームのMODとしてアルファ版が公開されているのがこのDayZだ。

DayZ Mod (公式サイト)

公式ページの冒頭部分に書かれていることを日本語にしてみた。


チェルナルースへようこそ。ここは旧ソ連に位置する225平方kmのオープンワールドであり、正体不明の新型感染症により、住民の大部分が消えさった場所だ。きみは数少ない生存者の一人であり、命を奪われないよう必要な物資などを集めるため、荒廃したこの土地を探索しなければならない。

一人で、友人とチームを組んで、何としても生き延びるため、自分の選んだやり方でこの厳しく荒涼とした土地に挑め。これがDayZ - きみの物語だ。



この土地には「かつては人間であったそれ」、ゾンビが大量に蠢いている。そんな環境で生き延びるため、他プレイヤーと協力したり殺したり、とにかくどんな手をつかってでも生き延びるのがこのゲームの目的となる。ゾンビ物はまあ星の数ほどあるわけだが、ここまで突き放した設定のマルチプレイゲームをおれは他に知らない。ArmA II(正確には拡張版Opperation Arrowheadを含むArma II: Combined Operation)は既に持っていたので、軽い気持ちでプレイしてみた。


ぐはあっ…

あなたはしにました…

…これはキツい。最初に持っている装備品じゃまるで足りないので市街地で物品を漁る必要があるのだが、そこにはゾンビさんがたくさんおられる。彼ら、基本的にはどんくさい上、視覚が鈍いのだが聴覚が鋭い。で、こちらを見つけるといきなり機敏な動作で襲いかかってくる。それに対抗しようと拳銃ぶっぱなすとその音を聞きつけて周辺のゾンビさんが大挙して襲ってくる。自分以外のプレイヤーも問題だ。こちらを見つけ次第ぶっぱなしてくるアグレッシブな奴もいれば、フレンドリーを装って騙し討ちする奴もいる。敵対こそしないが瀕死のこちらを放置して死ぬのを待つ奴もいる(もちろん死んだ後の遺留品が目的だ)。なんというウェイストランド。

まだアルファ版ということで荒削りな点は多いし、人は選びまくるがコンセプトは大変興味深いゲームなので、ArmA II持ちは是非。

2012/05/05

Endless Space

PCでゲームをする人間にとっては「悪魔の箱」であるスチムー。日々「なんか面白そうなゲーム出てないかなあ」とおすすめアイテムのところを眺めているのだが、そこで見つけたのがこれ。

Endless Space(スチムーへのリンク)

こちらは開発元のページ。フランスの会社らしい。

現在開発中で、今年夏のリリースが予定されているのだが、pre-purchaseすると現状のアルファ版および今後のテストバージョンをプレイすることができる、ということで気がついたらポチっていた。

で、これがどんなゲームかというと、いわゆる「4X」と言われるジャンルのゲームだ。ゲームの要素となっている「explore, expand, exploit, exterminate」の4つのXからそう呼ばれていて、探索(explore)して自国領域を拡大(expand)、それと並行して開発を進め(exploit)、敵対勢力を根絶やしにしちまう(exterminate)、そんなジャンルである。このジャンルの頂点に君臨するのは「Civilization」で、正直うだうだ説明するより「Civみたいなゲーム」って言うのが手っ取り早かったりする。

Endless Spaceはその中でも宇宙が舞台のSFモノである。「Sid Meier's Alpha Centauri」「Galactic Civilizations」「Master of Orion」「Sword of the Stars」など、割と名作が揃っていたりする。

で、そのアルファ版を実際にプレイしてみたところ、4Xの基本的な要素はちゃんと押さえられていた。開発元が明言している通りバランス調整やAIの挙動はまだまだって感じだが、普通に遊べる。戦闘があっさりし過ぎなのは人によっては大きな減点要素かもしれない。

ゲームマップはこんな感じ。銀河の形状や広さは変更可能。あと、銀河の「年齢」も設定できる。これは、生成される恒星の型に影響を与える。恒星の型が違えばそれが持つ惑星の型も変わってくる。

それぞれの恒星はこのように惑星系を持っている。このゲームでは、星系から産出される4種類の資源、Food(食糧)、Industry(工業)、Dust(このゲームにおける貨幣)、Science(科学)を用いて自国を発展させていく。この星系は比較的恵まれた星系で、各資源ともそれなりの産出量を示している。

これがテクノロジーツリー全景。上下左右4つの分野にわかれている。

一部を拡大するとこんな感じ。これは軍事分野のテクノロジーツリーだが、依存関係が比較的シンプルな反面、何を開発すれば何ができるようになるかいまいち掴みづらい。まあ、初見でそんなもんわかるかっつー話もある。

他勢力との関係図。交渉事もこの画面で行う。

戦闘画面はこんな感じ。戦闘は遠距離戦、中距離戦、近距離戦の3フェイズにわかれており、それぞれのフェイズごとにBattlecardと呼ばれるカードを選択する。

選択できるカードはテクノロジーの開発状況によって変わるが、たいていは「何かの確率を上げ別の何かの確率を下げる」という感じになっている。距離ごとに有効な武装が違う(遠距離はミサイル、中距離はレーザー、近距離は実弾系がそれぞれ有利)ので、積んでいる武装に合わせて有利な距離では攻撃的に、不利な距離では守備的に選択していくのがセオリーなのかな?

戦闘自体は「見てるだけ」。カメラ操作すらできないのは何とかしていただきたい。

こんな感じで進めていき、どこかの勢力が勝利条件を満たすと唐突に以下の画面に変わる。

残念ながら2位に終わってしまった図。「運があれば、お気に入りの従者という役割を見つけられるかもしれない」とか割と酷い扱いw。勝利条件は「領地拡大による勝利」「科学的勝利」「経済的勝利」「政治的勝利」「支配的勝利」「スコアによる勝利」がある。上図はAIが経済的勝利によって勝利した結果画面である。

こんな感じで、なかなかテンポもよく、たぶん値段分は遊べる感じになるんじゃないかなあ、と期待している。あ、あとこのゲーム、ちょっと面白い趣向があって、アルファ版プレイヤー(や公式フォーラム参加者)も開発に参加できる。といってもコア要素ではなく、船のデザインや勢力の紋章などをプレイヤーの投票で決める、といった程度である。正直、個人的にはさほど興味をひかれる話ではないが…